2014年4月23日水曜日

4月23日、日野市長との交渉(面談)をおこないました

私たちを含む4団体で、日野市の大坪冬彦市長との交渉(面談)を4月23日(水)午後1時15分から、日野市役所内でおこないました。
交渉の主な内容は以下の通りです。

1.三市共同によるゴミ焼却施設について、環境省、東京都も地元の合意は必要と言っている。現時点で地元との合意は得られていないと考えるが、市長の認識はどうか? YesかNoか。
市長の答:合意は得られていると思っていません。住民の理解が得られるよう努力しているが、三市共同によるゴミ焼却施設の計画は、理解を得る努力と並行して進める。

○合意を得なくてはならない“周辺住民”のなかに新石自治会は入っているのか?
市長の答:入っている。

2.これまでの説明では可燃ゴミの焼却施設の更新であったが、基本設計にはマテリアルリサイクル施設が組み込まれている。可燃ゴミ(家庭ゴミ)という枠を越え、三市のあらゆるゴミの流入を可能にし、市民の知らないところで施設の拡大・変質させるおそれがある。何故、そのような仕様書をつくったのか。
市長の答:マテリアルリサイクルは、今は基本的には日野市単独でやる。

○マテリアルリサイクルは三市共同では絶対にやらないんですね?
市長の答:(無言)

3.小金井市ではこれまで取り組まれていた減量化のシステムなどが廃止されていると聞く。小金井市の人口一人当たりのごみ量は全国一少ないと説明されていたが、これには事業系ゴミは含まれていない。三市共同化によって、この小金井市の事業系ゴミの流入のおそれがあり、ごみ量は、いま予測されている以上に増えるのではないか。これについてどうとらえているか。
市長の答:小金井市の事情は聞いていない。確認します。

4.日野市発行の情報誌「エコー」には「建設がスタートします」など様々な偽りを含ませ既成事実のように広報していることは、市民を愚弄するものであり、市民税を使ってこのような広報は許されるのか。
周辺住民の同意や理解が得られず、本設計や環境アセスメントもまだ行われていないのに、「建設がスタートします」という表現での広報はおかしい。
市長の答:私はそうは考えません。日本語としてまちがっていない。

5.アセスメントについて実施を認めているわけではないが、それすら済んでいないのにもかかわらず、一部事務組合の立ち上げが2015年4月とか、自治会の一部に向けた説明で「三菱重工が優れている」との説明をしたと聞くが、それは事実か。
市長の答:(三菱重工という社名が出たことは)あり得ない。

○環境アセスメントでどういう結果が出たら、この計画を止めるのか。
市長の答:この計画を止めることはあり得ない。アセスメントの結果は計画に反映させる。

○東京都環境局が平成17年に測定したところによると、当時の七生自然学園(現在の落川交流センター)の敷地の土壌から、ダイオキシン類濃度(毒性等量)で120pg-TEQ/gという高い値が出ている(全国平均は2pg-TEQ/g)。
市長の答:対応を考える。

なお、新石自治会さんのブログにも、この市長交渉(面談)の報告が掲載されています。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/sinseki_jitikai/view/20140423/1398263134

また、毎日新聞が4月24日朝刊で、この交渉(面談)のことを報道しました。
http://sp.mainichi.jp/area/tokyo/news/m20140424ddlk13040140000c.html

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