2014年4月6日日曜日

4団体で日野市長に文書を出しました。
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                                                                               平成26年3月12日
 日野市長 大坪冬彦様

                      新石自治会 会長 川久保康男
                      ごみ広域化に反対する日野女性の会 山際清子
                     他市からのごみ受け入れ広域化に反対する会 堀江章夫
                    小金井・国分寺のゴミ受け入れに反対する日野市民の会 渡辺眞

 日の市民の健康と環境、未来を守り、ごみ処理の円滑な推進を市民と共に進めていくため
に、「環境基本計画」「ごみゼロプラン」に反し、住民の理解・合意の得られないごみ共同
処理に関する「三市覚書」とごみ処理広域化を白紙に戻し、市民と共に話し合うことを強く
求めます。
 1月16日、日野、小金井、国分寺市長は、ごみの共同処理について「覚書」を取り交わし
ました。3市長は会見で「問題解決への大きな前進」と語ったと報道されました。
 私たちは、地元の新石自治会をはじめ多くの日野市民が疑問、不安、反対を訴えているこ
とを承知しながら、大型焼却炉への「覚書」を交わしたことに満身の怒りを込めて抗議、撤
回を要求します。
 市民生活に必要な施設であっても、地元住民に長年にわたって環境など大きな影響のある
迷惑施設を、合意無しに押し付けることは絶対にしてはならず、こうした反対を押しての強
行は全国にも例がないと聞きます。
 まして新石自治会をはじめ地元の住民は、長年多くの迷惑公害施設の被害を被りその改善
に苦労を重ねてきたにもかかわらず、ごみ減量に努力してきた全日野市民のために減量に見
合った小型炉なら受け入れようとしてくれていました。住民の善意を行政がその都合で踏み
にじることは決してあってはならないはずです。
 だからこそこれまで、日野市では、市長や市当局は、全市民に向け「処理場の周辺の住民
の皆さまに感謝の気持ちを」とホームページに書き、一昨年の地元環境対策委員・各自治会
代表との会談にむけても「市の基本姿勢として、地元の感謝を忘れないことが大切」と明記
しています。また周辺地域説明会注意事項のトップにも「言動に注意し『センター地域の市
民のため』を念頭に」と強調しています。さらに、環境省提出の三市覚書、第1条の「周辺
住民の理解を得て」を日野市は議会で「それなくしては進めないという停止条項です」と説
明しました。それは、公害・迷惑施設の設置には住民の意思・合意がこれほど幾重にも配慮
・尊重すべき優先事項だという証だということです。
 こうした丁寧な配慮を積み重ねなければ、日野市自体のごみ処理に重大な支障をきたし施
設の安定的な運転さえも危ぶまれかねないからです。
 日野市長と市当局のこれまでの対応がそうした配慮、市民・住民尊重に置かれてきたと言
えるでしょうか。私たちは、その都度具体的に指摘し対応を求めましたが残念ながら不誠実
が繰り返され、環境省からも指摘されてきたほどです。
 日野市の単独処理方針の突然の変更や広域化ありきの拙速、強引な進め方に、様々な立場
の市民から危惧が寄せられています。
 市長の住民、市民への約束や議会発言はとても重いもののはずです。「住民の理解を深め
る」と言うのなら、正確で丁寧な情報、公平、透明性に誠実さが必要です。このままでは住
民は行政への不信をつのらせ、ひいてはこれまで市民と行政が協力し進めてきたごみ問題前
進に取り返しのつかない障害を作り出してしまうことになりかねません。「三市覚書」を撤
回し、住民、市民との率直な協議を始めることを強く要望します。市民とともに日野市を前
進させていくため、市長の誠実で真摯な勇気ある判断を心より願うものです。
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